< 祈リ紙 >



 まだあの日の出来事は口にするのが億劫です。すみませんが、まだなにも記せないのが正直なところです。でも「絵にする」ってことは、連日の悲惨な光景を前にして締め付けられそうな胸の内の声にならない言葉や感情を、なんとかして吐き出すには効果的なのではないかと、思います。
絵をかくことの違った役割を、今回感じさせられました。

そしてこの場をお借りして、ただただ祈るばかりです。


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